2011年新卒入社
職業指導員

STORY

拠点名 小田急相模原

―今、どんなお仕事をしていますか?
銀河小田急相模原にて生活支援員として働かせていただいています。利用者様の日中活動における支援、作業指導・訓練、話し相手や相談相手など、仕事は多岐に渡ります。
「1人で抱えない」という点は注力しています。自分が良いと思った支援方法も相手にとっては良くなかったということもあります。そこで1人で抱え込んで考えてもあまり良い結果には繋がりません。利用者様はそれぞれ目標、背景が異なります。支援をより良いものにするために、些細なことでも気になったら先輩や上司の方に相談するよう心掛けています。

―今まで、他にどんなお仕事をしていましたか?
新卒で入社しました。この仕事を選んだ理由は大学生時代の経験にあります。私は大学2年次から「学生メンター」という新入生や在学生に向けた相談活動、学内イベントを行う団体に所属していました。講義の履修申請の手順など多種多様な相談事を受けていました。活動を続けている内に、1人1人の悩みに向き合い、不安を解決することにやりがいを感じていました。これに近い仕事ができる就職先を探そうと福祉系や大学・専門学校の職員を視野に入れていました。その時にアンダンテを見つけて、説明会に参加しました。事業の1つである「銀河」が自分のやりたいことに近いと考え、アンダンテを選びました。

―今の仕事の良いと思っているところについて教えてください。
利用者様の作業に対してノルマがないという点はとても良いと思います。銀河では「必ずこの量を作業しなければいけない」というノルマがないので利用者様自身のペースで作業ができます。作業への取り組み方は人それぞれです。手際よく作業される方もいれば、ゆっくりと丁寧に取り組まれる方もいます。また、「将来的に就労を目指したい」「生活のリズムを整えたい」と目的・目標も異なります。利用者様1人1人に合わせた支援ができるのはこの「作業にノルマがない」という点だと思います。

―今の仕事でやりがいを感じた出来事について教えてください。
銀河では養護学校の生徒を実習で受け入れることがあるのですが、中山の事業所で働いてた時にある1人の生徒が実習で銀河の作業の体験に来ていました。その生徒は作業の手順を1つとばしてしまう時がありました。説明を聞くよりも目で見た方が理解できるかなと考え、次の日、自分のメモ帳に作業の手順を書いて生徒の横に置いてみました。そうするとメモを見てくれたのか手順をとばさず、完璧にできるようになりました。利用者様に初めて適切な支援ができた時なのでとても印象に残っています。

―特に印象的だったイベント(レク)について教えてください。
お正月にレクを行いました。福笑いを行ったのですが、面白い配置になったり、しっかりと顔になったりと利用者様も職員も皆で盛り上がりました。レクの時間が少し余ったので、福笑いの延長で顔のパーツをペンで描いてみようということになりました。これも面白い配置になるなど、とても盛り上がりました。職員も描いてみようということになり、絵が苦手な私も描きました。盛り上げていただいたおかげで、私自身もとても楽しませていただきました。

―オフタイムはどんなことをしていますか?
休日は予定がないとアラームをかけていないので昼くらいまで寝ていることが多いです。最近の趣味は謎解きです。スマホアプリに様々な謎解きゲームがあるので、それに挑戦しています。調子が良いときは1日で1つのアプリにある問題100問を全て解いたこともあります。また、謎解きクリエイターの松丸亮悟さんがYouTubeに出している謎を解いたりもしています。休日に外出するときは基本歩いています。そのため、靴は基本的にランニングシューズを愛用しています。友人と目的地も決めず、歩きながらただ話したりして過ごすこともあります。

―あなたにとって、今の仕事を続けている理由って何ですか?
楽しいからです。シンプルかもしれませんがこれに勝る理由はありません。利用者様は様々な背景、目的を持って銀河に通所されています。支援のやり方もそれぞれ違います。作業などの活動を通して利用者様が目の前で1歩ずつ成長していく姿を見るのはとてもやりがいに繋がりますし楽しさを感じます。自分が誰かの成長に関われるというのはとても嬉しいことです。また、「この方はこんな強みがある」など日々多くの発見があることも魅力です。「次はこんな作業をお願いしてみようかな」と次を考える活力にも繋がり、自身の原動力にもなっています。

―あなたにとって、銀河とは何でしょうか?
私にとって銀河は「発見」です。利用者様との会話や銀河での活動を通して「長所はどこか」「こんなことができるんだ」「こういう作業好きだな」「ここは課題点だな」多くのことを発見できます。成長していく為には発見が必要です。些細なことでも発見は支援に繋げるようにしています。勿論、私自身も「この支援は良かった」「この接し方は良くなかった」経験から多くの発見があり、そこから「次はこうしよう」と次に活かしています。これからも多くの発見ができるよう精進していきます。

―今後のキャリアビジョンについて教えてください。
生活支援員としても社会人としてもまだ経験が浅いので、とにかく経験を積みたいと考えています。最初は福祉に関する資格取得を目指そうと考えていましたが、支援というのは経験によるものが大きいと体感しました。利用者様の障がい、目標はそれぞれ違います。支援に絶対的な正解はありません。傾聴力やそこからどのように支援に繋げていくかという応用力は経験することで磨かれると思っています。昨日の自分より少しでも良い支援員になれるよう、実践から多くの経験を積み重ねたいと思います。

―今のお仕事に興味のある方へのメッセージをお願いします!
就労支援は本当に多くの発見がある仕事であると思います。「この方はこういう長所がある」「ここは課題点」など発見することで支援が始まります。些細な変化や長所に気づくことはこの仕事においてとても大切だと思います。また、私は仕事の中で、成長や前に進む過程に携われることに楽しさとやりがいを感じています。どのような仕事にも言えることですが、「楽しさ」というのは強い原動力になるので、是非とも「楽しさ」を大切にしていただければと思います。